「アスタロッテのおもちゃ！」第12話 最終回

【窓越しのアスタリスク】
ロッテ殿下、直哉との最後のデート。お互いの言葉はもう聞こえなくなってしまったけど、心は通じ合っている。また会えたとき今度こそ言おう、「好き」と言う言葉を・・・。

涙、涙の最終回でしたぁ・・・！

夕闇迫る観覧車の中でロッテ殿下と直哉、思うところは2人とも同じ。世界樹の影響で声が聞こえなくなっている中での告白。だからこそ気持ちに素直になれたとも言えるし、思いを伝えるにはより強く「想う」必要があったからこそ、言葉が聞こえなくとも通じ合えたのかも知れない。

切なくも温かい場面でしたねぇ。

そしてやっぱり観覧車と言ったらキス！このときのロッテ殿下、積極的でありました。もっとも、おでこに留まりましたが（笑）

そして明日葉の元にはメルチェリーダ王女が訪問。ロッテ殿下が直哉とデートの最中にお邪魔して、親子の絆を確かめ合いました。明日葉にも上手く慰めが入っていて、スタッフの愛情を感じますねｗ

でもって直哉たちは人間界へと戻って行ったのですが、その辺りの段取りは見せないで前半のクライマックスシーンからすぐに、人間界へ戻った2人の姿が映し出されたのは良い演出でしたね。ちょっと空しいような懐かしいような気持ちになりました。

人間界で暮らす直哉と明日葉の生活の様子がたっぷり。いつもロッテのことを話題にする明日葉が可愛くもあり、切なくもなってくる。とそんなところへ・・・。

世界樹の苗木を介して、ロッテ殿下が妖魔界から通信をして来た！プレゼントにもらった直哉の携帯を使ったのですね。賢者イニ様の発明の賜物でもあるわけですが、ロッテ殿下と直哉との絆を感じさせる良き場面でした。

2人が離れていた期間をきちんと描いた流れがとっても良かったですね。

イニ様は魔力の研究を重ね、異世界への扉を常に開き続ける手段を開発しました。開通式に於いて演説したイニ様の言葉がまた感動的でありました。

エンディングが流れ始め、物語は既にエピローグへと突入している。そして終焉を迎えつつある物語の余韻が漂う中、直哉と明日葉の2人が再び妖魔界へ！

ロッテ殿下と再会を果たし、どこまでも優しいハッピーエンドｗ

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＜総評＞
綺麗にまとめましたねぇ！

OPは通常どおりあったけど、むしろ最終回の盛り上げにはもってこいの良曲でありました。何を削って何を必要とするか心得ている演出で、更なる感動を誘ってくれました。

EDもまた郷愁をそそるような穏やかな曲。毎週、物語の余韻に浸らせてくれました。どちらも名曲であります。

今期のダークホースと言うには、その言葉の響きと裏腹に実にほんわかしたアニメでした。荒んだ心が本当に癒されました。

良いくぎゅがいて、良い田村ゆかり嬢がいて（笑）な～んかいいなぁって言う、そんな物語に仕上がっておりましたよ。

どこまでも愛情に溢れた楽しいアニメでした。もうそれに尽きます。

悪い印象がどこにもないですね。しかもちゃんと心の薬になるアニメ（笑）

良いものを見せてもらいました。感動で胸がいっぱいです！


＠ムハンホウちぇっそ＠

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