「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」第10話
フェイリスが送ったメールによって街が改変され、秋葉から萌え文化が無くなった。一方、鈴羽は自分が東京へやって来たのは父親を探すためだと倫太郎に告白する。父親が現れるかもしれないある場所へ向かった彼女だが、結局会えなかったのかそのまま失踪してしまう。この事実を改変するため、倫太郎はまたDメールを送信することに・・・。
電気街が正に「電気街」であった頃の町並み。細かなディテールは忘れてしまったけど、随分と懐かしい雰囲気がありますね。昔は「家電買うなら秋葉!」ってな具合で、私もサトームセンでウォークマンを値切ったりしたもんです(結果的にそうなっただけだけど
フェイリスにゃん、一体どんなメールを送った?先週お父さんと会っていたことから、お父さんに関係する話なのか、それとも「萌え」を秋葉に持ち込んだのが自分であることから、「萌えはいらない」と自分に送信したのか。どちらとも取れない感じではあります。
なんだか今週は色々あったので整理しながら進めましょう。
ルカ子はやっぱり「女の子」になってしまったみたい。これはブロガーさんの記事から分かっていたことではあるけど、あんなに可愛い子が女の子であることを認めたくないために、一縷の希望を抱いていたのですけど。改めて超ショックです!
しかし彼女の性別を確かめるために身体をまさぐった行為はHENTAIです!ルカ子涙目ですよ。しかし乳だけはツルペタのままだったので、そこら辺は気持ちを切り替えて貧乳を愛でる方向でがんばりたいと思います。
倫太郎のメールに「見ているぞ」と言う謎の一文が送信される。何者かに監視されていることが示唆されたわけですが、それが誰なのか。別の観測者がいるのか。それとも未来の自分が、過去の自分を観察していると言うことを示すメッセージか。現段階では全く不明。
それから倫太郎が有することになった「リーディング・シュタイナー」の秘密が少し明らかに。幼少期に高熱を出したときにも、リーディング・シュタイナー発生時に見舞う眩暈だとかがあったとか。彼の能力はかなり昔から発現していた模様。何故彼がそのような能力を持つことが出来たのか、それは今後のストーリーで徐々に明かされて行くことになるのでしょう。
そして問題は鈴羽の件。状況は前述の通りですが、倫太郎がDメールを送信した後、世界線は移動し、鈴羽は再びラボへ戻って来ることが出来たのですが。
鈴羽が言うには「タイムマシン・オフ会」へ行っていたとのこと。実はそこへはダルも向かっていたが、宴会に強制参加させるため倫太郎によって呼び戻されているのですね。これは何を意味するのか。倫太郎が撮影していた携帯ムービーは、ダルと鈴羽の意味深なツーショットで終わっている。まさかなぁとは思うものの、とにかく鈴羽の父親ってのが誰なのか気になるところ。ついでに言えば、何故クリスをあそこまで毛嫌いするかと言う問題も残るのですが。
その流れから、鈴羽の父親のことを聞かされることになります。父親は「バレル・タイター」と名乗っていると言う。これがかの「ジョン・タイター」に関係するのか、それとも単なる釣りか。これまでも鈴羽はジョン・タイターに信頼を置いているような雰囲気を見せていたから、無関係と言うことはない気がする。しかしこれで「鈴羽=ジョン・タイター」と言う線は薄くなって来たようではある。
改めて考えてみると、このアニメで適用されているのは多世界解釈ではなく、あくまで「世界線が収束」して行く理論を採用している点。私もすっかり見落としていたのだけれど、これは要するに量子論の話であり、「観測によって結果が変わる」と言う「観測問題」がこれに大きく絡んでくると言うことなのですね。
実験の概要とか忘れてしまいましたが、粒子に電子を真正面からぶつけると、上か下かに飛んでゆく。理論上では五分五分のはずが実際は、例えば「7:3」で上へはじけ飛ぶことが多くなるとか、そう言った現象が生じるわけです。サイコロの目を振っても、必ずしも6分の1の確立でそれぞれの目が出るわけではないのと一緒です。
では何故そんなことが起こるのか。「コペンハーゲン解釈」だとか「意思説」だとか色々言われているわけですが、よくわかってないんですよね。しかし天文学者が長年の研究により「ここら辺に新しい星があるはず!」と言って「観測」していると、ほとんどの場合は見つかると言う。
観測者の思惑に沿った結果が生まれることが多いのは何故か。どこかで何かが事実を捻じ曲げている?だったらそれはどこから干渉を受けているのか?そんなことが考えられますが、科学的な知識についてあんまし詳しくないので間違っていたら御容赦を。
倫太郎が「孤独な観測者」となり観測を続けることによって、彼にとって都合の良い方向へ事態が収束して行く。そんな世界がここにはあるのかも知れない。
@ムハンホウちぇっそ@

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2011/06/09 19:26 | アニメ感想 | COMMENT(0) | TRACKBACK(5)
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