FC2ブログ

「日常」第10話

【日常の第十話】
なんたるメッセージ性!おらぁ、いままでここまで直接的なメッセージ性あるアニメを見たことねぇだ!


予告が野沢雅子女史(笑)オッスオッス!

流しそうめんのエピソードが秀逸でしたね。「流しそうめん」の張り紙に釣られて公園までやってきた少女。すると公園の地面から、隣接する民家の窓に竹が立てかけられており(期せずして早口言葉になっちゃった)、そこから顔を出したおばちゃんによって強制的にそうめんが流される。

そしてそれを受け取れないと「何してんだ!」と叱られる。とっても一方的ではた迷惑なそうめん流しに困惑すると言う図。

更におばちゃんのつかの間のユーモアから、硬球が流されたり、まだ湯がいていない乾燥したままのそうめんが流され、すると「いつまでも水があるなんて油断してんじゃないわよ!」と忠告される。

しかし最後は、究極のそうめん流しを求めて旅に出ていた主人が戻ってきて、元のさやに納まりしょうもない浪花節で終わるのですが・・・。

平和ボケした日本人には耳の痛い話。そう、いつ何時平穏な生活が脅かされるかは分からない。そして将来の危機に対して予め注意を喚起してくれる相手は、現在の日本にはほとんどいないのです!こうして叱ってくれる存在のいかに大切なことか。

往々にしてこのように将来に対しての不安に敏感な人は、「電波系」と称されて変人扱いを受けるもの。確かに、どう見てもこのおばちゃんは電波系のイっちゃってる人。ゴミ屋敷に住んでいて悪臭振りまいているとか、有名な騒音おばさんと同じレベルなんだけど、実は誰よりも世界のことを気に掛けている人なのですよね。

どこかで読んだことがある。世界の危機を本当に危惧し、警鐘を鳴らしているのは「SF作家」くらいしかいない、と。

そう。だからこのアニメは「SF」なのです!すごい、正に「なの」テクノロジーだ(そう言う結論でいいのか?

遅刻して来た相生。教室に仕掛けられたイージートラップにてんてこまい。いよいよ見事な「ずっこけ名人」として名を馳せそうですな。そしてどこまでもポジティヴに妄想する様が楽しい。

「日常」を形成する小道具。壁に貼られたポスター、例えば「禅フェス」とか「SAME(セイムかと思ったら魚の絵「サメ」らしい)、登場人物の服装、例えばなのが着ていたTシャツに「OBK(オバケ)」とか、相生の部屋着に「NEZUMI(下手なねずみの絵がプリント)されている」とか。

この一見、思いついたことをなんでもやっている風に見えて、それらがまるで押し付けがましくない。スルーしようと思えば出来るし、してもいい。そして恐らく製作側でもそこに視聴者が食いつくかどうかまでは強く期待していないはず。

例えばライヴハウスへ行き「お前ら、もっと前出てこいよ!」と言われたとする。お目当てのバンドなら率先して前へ行くけど、知らないバンドだったら別にそんな義理はないわけで。気に入ったなら自然と前へ行くのだし、そこを強要されて前へ行かないと何故か自分が悪者になった気分にさせられてしまう。そんな経験ないですか?

引き合いに出して悪いけど、ここを大失敗しているのが「Dororonえん魔くん メ~ラめら」なのです。昭和の寒いギャグの連呼。やるだけのことはやっている。できることの全てを吐き出し徹頭徹尾余計なことしまくる姿勢はある意味清々しいし、この方法論を推し進めたひとつのテストケースと見ることも出来る。

ただし、このえん魔くんからは「俺たちはやることやってんだから、お前らも笑えよな」と言った雰囲気を感じることさえあるのです。まあちょっと穿った見方であることは、私も反省すべきところですが。

笑いとかは強制されるものじゃない。そう言った意味で、抑制が効きいていて押し付けがましくない「日常」のあり方は凄く心地よいのです。

しかし「ギャグ」って凄く難しい。笑うツボはそれこそ十人十色。ネタ自体は大したことなくてもパワーで笑わせられることもあるし、質は高いがマニアック過ぎて自己満足で終わってしまうケースもある。

どこで手を打つかと言う決断が迫られるのですね。最初から方向性が決まっていて、ブレずに貫いているのが「えん魔くん」。一方で、始めは視聴者との温度差があり試行錯誤の内にギャップを埋めてきたのが「日常」であると、このような見方も出来るのではないでしょうか。

どちらが正しいと言うことはないと思うのですが、この対比が今はちょっとおもしろい。最終的にどのような評価を下せるか、最後までこの2作品には注目して行きたいと思います(でも正直言って「えん魔くん」は見てるの辛いんだけどねw


@ムハンホウちぇっそ@
にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村
スポンサーサイト




タグ : 日常

2011/06/06 15:54 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(3)  

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

2011/06/06 | SERA@らくblog |

日常 第10話「日常の第十話」

オッス! おら、エリマキトカゲ!(違) 予告が野沢雅子さんだった件(^^; 麻衣さんのドSぷりはいよいよ本領を発揮~。 だるまさんが転んだでも、どれだけ待たせるのか…。 ▼ 日常 第10話「日常の第十話」  遅刻したゆっこを待つ数々のトラップ。 もち...

2011/06/06 | KAZUの暮らし |

日常 の10話 感想

黒板消しをどうしてこんなポジションに投入できるのかw 仕掛けた人間がハイセンスすぎるw

2011/06/09 | 一言居士!スペードのAの放埓手記 |

日常 第10話 感想「日常の第十話」

日常ですが、女子高生たちのだるまさんが転んだから始まります。目が戦闘モードで猫のようになっています。碁石とボールのラプソディはともかく、ジャズ空手という比較的現実味がある組み合わせもあります。 遅刻するとイージートラップがしかけてありますが、心の葛藤、...

 | BLOG TOP | 
FC2 Blog Ranking