「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」第9話
決勝前日、夕紀の容態が急変。見舞いに向かった部員全員だが、そこで聞かされたのは・・・。
みんなの願い適わず、夕紀はここで退場。みなみは自分を責めることになる。
余命3ヶ月と宣言された日から1年。マネージャーとして何が必要か、夕紀からアドバイスをもらっていたみなみは、それが夕紀にとっての負担になっていたのだと思い込んでしまうのですね。
でも実際は違っていたんじゃないかな。夕紀はベンチに入れなくても、病室にいながら野球部のために尽くすことが出来ることに喜びを覚えていたんじゃないだろうか。みなみのお陰でそんな機会が持てた。だから感謝こそすれ、みなみを責めるようなことはなかったんじゃないかと。
みなみは「マネジメント」することにこだわり過ぎていた。そのことから夕紀と考えを異にすることがあったのだけれど、それはみなみがドラッカーの著書に書かれたことに一辺倒になっていたからだと思う。
時にはドラッカーなんて忘れて、「マネジメントなんてクソくらえだ!」って言ってくれる人が必要だったかも知れない。みなみは結局ひとりで背負い込んで悩んでいただけなんですよね。むしろマネージャーとしての責務が負担となっていたのは、実は彼女自身だったと言うこと。若気の至りとはいえ、かわいそうなところがあります。
実は指導的役割を果たす人にも、メンタル面でサポートする人が必要なんですね。自分よりも上がいないから、ときに何を指針にして良いか分からなくなるときがある。もちろん、みなみの上には監督がいるんですが、この人はクール過ぎて他人のフォローまでは期待出来ない(笑)でも時々みなみにひらめきを与えることなどはありましたけどね。
大事なのは「マネジメント」に書かれたことを実践することじゃない。そこから自分が何を見出すかってことが重要だと言うことを、ドラッカーは恐らくそこまでを想定してこの本を記したんじゃないだろうか。
みなみはまだ自分の言葉として翻訳しきれてなかったんでしょうね。夕紀のことは気の毒だけど、最高の勉強をしたのだと思いたい!
@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : もしドラ
2011/05/07 11:05 | アニメ感想 | COMMENT(0) | TRACKBACK(1)
コメント
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2011/05/07 | KAZUの暮らし |
もしドラ 9話 みなみは大切なものをなくした 感想
まだ終わっていないけど、もしドラとは何だったのか?