Mar27 キッチュ一人楽団 -"LOVE" release party-
今日はKing Goblinを見に小岩BUSHBASHへ行って来ましたよ!とは言え、今回のメインはキッチュ一人楽団のレコ発でございました!色んなアーチストが出演、イタリア語で言うなら「カンタウトーレ」、要するにある意味で「シンガーソングライター」特集となった感のあるイベントでした!
ちなみにKing Goblinは先週の金曜日、渋谷Ruby Roomでの出演も見ていたのですけどね!GUEVNNAとの2マン(ツェーマン)。入場無料のフリー企画!こちらも楽しんだことを付け加えておきます!
本日トップはノイズ番長amnesia-channel!主宰のBOB男氏はレミーキルミスターのTシャツを着てトリビュート!紡がれる轟音の中で私は確かに、OrgasmatronやOverkillのリフが聞こえましたよ!私もダニエルズのハイボールで乾杯です!
2番目はBUMBUMS!ドラムとギターVOの女性デュオ。オルタナティヴだったり変拍子だったり。パワフルなドラムと天然系でパンチの効いたボーカルが、これどっちかっつーともうプログレじゃないっすか!密かにテクニカル!個人的にはユーライアヒープより全然プログレッシャーだと思いました!(ちなみにヒープはどっちかっつーとハードロックだ!
3番目はマギー・パルチザン!福島から来たフォーキーなひとりパンクスです!アコギ1本で語る詩篇には、まぎれもなくポリティカルなメッセージと抒情が込められておりました!正にパンク!マギー氏にしか歌えない歌が確かにここにありました!
4番目はsagyo!ヤンデレエモ(勝手に命名)のCOHOL氏が主宰するとにかく病んでるドゥームでした!スマホのアプリを使ってボカロっぽい声にセリフを言わせる演出に大苦戦!音声を認識出来ずに全然機能しないの!会場からは「これで解散か!?」の声まで飛ぶ始末(笑)ところがなんとか復旧して始まった演奏がすごかった!もうなんかこれトラウマになりそう!災い転じて福と成す。いやどう考えてもこれ病んでるぜ!ってプレイが名演でした!
5番手はマニアオルガン!今回はコラボなしの単独スタンドプレイがさく裂!かきむしるベース!轟くノイズ!ドラムレスなのに(それを言っちゃあギターもkeyもないがな)私の耳には確かにDビートが聞こえて来ました!ほんともうREPULSIONとかそんな感じのヤツ!熱いパフォーマンスでした!
6番目は桑名六道氏!我々エクストリームなコミュニティにとって縁もゆかりもある畏れ多いバンドの方でらっしゃいますが、今ではこうしてアコギの弾き語りをしてらっしゃるのですね!文学性のある歌詞をしゃがれ声で歌うその迫力。流ちょうなMCで聴衆の興味を一気に引き寄せる魅力。奏でる一音一音、語られるひと言ひと言。そのどれもが力強さに満ちておりました!正に貫禄と言った感じでしたが、かと言って人を跳ね除けるでもなく、むしろ寛大な包容力で持って誘われた桑名氏の世界は、大変心地よいものがあったことをお伝えしておきましょう。いやあ、良い音楽を聞きました。これぞ真の「歌」と言えるものです!
<ここ追記>
7番目はKing Goblin!(書くの忘れてた!)本日の主役であるキッチュ一人楽団へ繋げるトリ前の出演。まあいつも通りプログレッシブなドゥーミィーがさく裂!あのスネアの音を聞くと、ああキングゴブチンだなあと思う所存です。まあそれよりも今日は(元も子もないな)こないだ私が古着屋で買ったスラッシュメタルのDEATH ANGELの信じられないTシャツを見せたかっただけという噂がありましたが(笑)リメイクなのかなぁ。重ね着風のTシャルになってるんだけど、ネルシャツが予め縫い付けてあるんですよね。いわゆるレイヤー風って言うんですか。このセンスが80年代的でやばかったんです(もうライヴの感想になってない
そして本日トリを飾るは主催のキッチュ一人楽団でございます!準備万端、満を持して向かえたレコ発。いざ幕を切って落とそうか!というそのときになって事態は急変!なんと本日、秋葉原で起きた人身事故の影響により総武線がストップ!見に来てくれる知人がまだ来てないことから、スタートを遅らせざるを得ない状況に!?
「レコ発だから、せっかく来てくれる人を待ってないと!」
これぞ「愛」の成せる業。正に紳士!記念すべきアルバム「LOVE」を地で行く配慮に誰しもが涙した瞬間でした。そして次の瞬間には、お客さん待ちで保留になったまま放置されたステージが、まだ始まってないのに既に終わったような雰囲気を醸し出しているステージに皆が涙することになるのですが・・・
さすがは本日の主役!(どんなや~
本番では新旧織り交ぜた演目が展開、とは言え私は全然曲知りませんが・・・大丈夫だ!問題ない!
出だしで機材トラブルが発生するも、持ち前のキャラクター性でカバー!むしろカッコいいわ!
復旧してからは独壇場。私にはキッチュ氏がもはやブライアン・イーノかスティーヴ・ヒレッジに見えて仕方がなかったことを告白しておきましょう!素晴らしい音響のイルミネーション、幾何学的なリズムの連なりとその「ゆらぎ」。予測不可能でありながら奇妙に調和された奇跡の饗宴を、私はここに見たのでありました・・・!!!
といった次第で、とても楽しくレアなイベントでした。存在そのものが正にキッチュ!そんな素敵な時間を満喫させて頂きました!みなさんお疲れ様です!
@ちぇっそ@

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2016/03/29 20:27 | ライヴ奮闘記 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)