明けましておめでとうございます!
まずはこんなタイミングで昨年を振り返ってみてみるわけですが、なんかもう支払が支払を呼び・・・いえ決して借金をしたわけではないのですが、例えば某国民的テレビジョンにして非国営という営利団体による理不尽な支払請求に似た理不尽な支払を命じられたことによる生活困窮と、その他もろもろ。
っつーか、地デジ対応でケーブルテレビを敷くことになった大家兼不動産屋のなんか業者に良いように言われた無知なじいさんが言われるままにアパート全棟ケーブル仕様になっちまったんじゃね?という穿った見方が濃厚な処遇によりまして、そもそもテレビ視聴が有料という時点でなんかもう負けって感が濃厚だったこの数年。
まあその不動産屋のじいさんはおととし亡くなったので大変世話になりました決して悪い感情は持ってなくてほんとに世話になったのでありがたい以外に思ってませんのであしからず。
まあケーブルに関してはネットのプロバイダも兼ねて加入したのでセット料金を考えれば通常のプロバイダとそんなに料金が変わらないという公算のもと納得したはずが結局それが原因で結局苦しんでいる状況は自業自得の至る所存なのであります・・・。
そんなこんな昨年のオレ的ナンバーワンアニメは「サムライフラメンコ」であることは間違いない誰がなんと言っても断言する!メタヒーローでありメタSFでありそれらをポストモダニズムの手法でもってアイコンとしてのヒーローの解体と再構築を実現した驚異の英雄譚であったと信じて疑わないわけであります。もっともその回答は甚だ個人的な理由に帰結するものでありましたが結局「信じるものを信じる」という信念は何者からも不可侵でありそこに至るは至極もっともな結論であったと思うわけですがあれほど壮大に広げた風呂敷を見事畳むことが出来たのは徹頭徹尾そこら辺がブレていなかったからだと思うのです。お口あんぐりのD級難度とも言えるアクロバット。米国ポストモダンの嚆矢トマス・ピンチョンやらジョンバースやらドナルド・バーセルミやらウィリアム・ヴォルマンとかその他もろもろに匹敵する文学的意味がありましたぜ!
2位は何かと言えば(急に順位付けた!?)「凪のあすから」にしておこうか!ちったぁ普通の感動作も評価するんだよということを証明するために高い順位にしたように思われたら心外ですがでもこれマジで感動しました。ファンタジー要素が独特な世界観を生みみずみずしい青春ドラマと高い次元で融合していたことは特筆に尽くし難い。ただちょっとその青春がまぶし過ぎて擦れたおっさんが見るには置いてけぼりの感はあったけどあの世界観の中であの純真さを描いたからこそその輝きが増したと今なら思える。PAWorksが京アニとは違うことを決定的にしたエポックメイキングなアニメでもありました。写実的な描写がときに(リアル過ぎて)「ファンタジー」になる京アニに対し景色や情感をとにかく抒情的に演出することでファンタジーをファンタジーとして描き切るPAWorksの手法は似て非なるものと実感。今現在一番良い仕事をするスタジオだと信頼を置く次第。ただその後の作品でちょっと失敗しているけど(笑)
完成度が高すぎて評価の埒外となってしまうのですが「神撃のバハムート」このクオリティある意味狂ってるでしょ!1クールに渡ってお送りした劇場版ですよ。ほんとにおかしいこのクオリティ!お金あるだけじゃ出来ないって!
それと「蟲師-続章-」も恐ろしい破壊力がありました。結果として分割2クールとなりましたが特に後半からが凄かった。どの話もずっしり。1期目ではライトな話も散見されたものの2期目からは全く隙のない作りで寂漠たる世界を描き切っておりました。バハムートが濃密一辺倒なら蟲師は引きの美学。絵が描かないことで多くを語るその手法は視聴者の想像力をどこまでも掻き立てるアカデミックな試みですらあったと思いました。実はモダンと古典が混在するエピソードの数々。似たような話だけどどれも初めて見る話ばかり。これって出来そうで出来ないこと!音、映像、語り。それらが混然一体となって我々を「人には見えない世界」へと誘う。おみそれしやした。これぞ大人のアニメの真骨頂にございます。
メッセージ性の強さから言うなら「健全ロボ ダイミダラー」も忘れてはならない。今となっては「エロ」と「バカ」しか思い浮かばないがその深度たるや究極。エロの先には何があるのか?それは愛!都条例への痛烈な風刺を込めた皮肉はしてやったりとほくそ笑んだのはこのワタシだけではなかったはず。その勇気ある行動に敬礼なのであります!
同じく「少年ハリウッド」もまたメッセージ性の高い作品でまたアイドルの解体と再構築と言った意味では「サムライフラメンコ」に通ずる考察に造詣が深かったと感じた次第。ただ「サムライフラメンコ」が「正義」を個人の所有あるいは信念へと帰着させたのに対しハリウッドではアイドルという概念を擬人化させることでこれに答えを出したと言える。もっとも実際にアイドルが擬人化したわけではなくそうかも知れないと「含み」をもたせただけに過ぎないが。いっそのこと擬人化してくれれば話が分かり易かったのにあくまで「想定」でしかない辺りが逆にメタ構造の更にメタ構造を構築するに至って思弁と考察を多層化させている。これより第二期が始まるのでその辺りの動向にぜひ着目したい!
「黒子のバスケ」は置いといて。いや普通におもしろいんだ!すっげーおもしれーんだけどな!!!
「スペース☆ダンディ」のエンタメ性はアニメが本来持っている娯楽性を再確認させてくれた・・・っておんなじ語録がダブってるじゃんよ!(エンタメと娯楽)ユーモアSFとしての楽しさと痛烈な社会風刺を大胆な映像表現でもってオーガナイズしてみせたエピソードの数々は痛快無比以外に言葉が見当たらない。粋とは何か?ダンディズムとは正にダンディのためにある男の美学ではないのか?そこまで思い詰めて考えさせられる・・・決してさせられない喰えなさは人後にいとまがない。ダンディよ永遠なれ。ダンディこそスペース。スペース・イズ・ダンディ!!!
大胆と言う意味では「キルラキル」だって負けてはいない。語るに野暮なほどとにかくパワーで押し切った2クール。オレは好きだよ。エロい着衣は大好物さ!もちろんそれだけじゃない有無を言わせぬ熱さが魅力なのさ!
クオリティで言うなら「ピンポン」にも脱帽しました。独特な絵柄そして演出。正直好き嫌いの別れるアニメかも知れないがとにかくすごい自信だ!(急になにをっ!?)勝っても負けてもどいつもかっこいいってどうゆうことなんでしょうね!?まあ多くは語りませんがほんとにね、良かったです感動したぁ!!!
その他上げればきりがありませんが、「ディーふらぐ」も面白かったし、省エネ設計を工夫してレトロなようで見たことない映像を作り上げた「ノブナガン」(とくにEDの歌唱力が好き!それ言っちゃらめ)とか、相変わらずエゲツない「生徒会役員共」、痛烈な風刺と言った意味では最強だった「鬼灯の冷徹」、慟哭の度合いが凄くてドーンと落ち込んだことも記憶に新しい「ブラック・ブレット」や、チャイカかわいかった「チャイカ」とか、下の世話が忙しい(え?)「エスカ&ロジー」とか、何気にちゃんと異世界ファンタジーしてた「神々の悪戯」とか、早くも名作の仲間入りをはたした「それでも世界は美しい」、エゲツないパロディ「ガンダムさん」、「幕末Rock」の熱さ!、オトコの娘大好きなオレにはたまらん「Love Stage」は裏1位!、「Free!」は・・・まあいいやw、ブツ切れラストがブツギを醸したけど個人的にはむしろありだった「東京喰種」、女の情念渦巻く「selector」もよか・・・いや恐かったw、他にも「失われた未来を求めて」や「グリザイアの果実」などなど、かなり充実した年だったのではないでしょうか。
今年も良いアニメと出会えることを期待したいと思います!
今年はメガネを新調したのでね・・・さっき買って来た。よく見えます。おっさんくさいけどレンズの大きいのにしました。もういいおっさんなので。よく見えすぎてこれまでオレ人生の7割くらい損してたんじゃないかと逆に悲しくなったくらいです。あんましカッコつけるといいことないですね。見栄を張らず股間の前だけ張っていこう!(何を言い出す
んでデジカメも新調してしまったのですね。オリンパスのスタイラスZX-10という機種。これが夜間も良く撮れる!レンズがいいんやね。年末に秋葉のヤマダ電機でたたき売りしてて1万5000円くらいで買えました。税込でも価格comの最安値より数百円安かったぜ!
そんなわけで試し撮りに軽くスナッフ写真を・・・もとい。スナップショットをアップしておきます。続きからご覧になってください(単に自慢したいだけなんじゃ)。参考にしていただいても結構ですが既に型落ちしているみたいなので店頭で展示しているところはあまりないかも知れません。
ちなみに去年開催のジャンフェス2015の撮影に使ったのは富士フィルムのFINEPIX F770EXRです。起動の速さと画像で言えば正直こちらに軍配があがると思うんですけど、とにかく暗所に強いと言った意味ではZX-10が圧倒的なのであります。
デフォルトと夜間モード用とか、露出補正有り無しとか。使用前使用後みたいな感じで撮ってあります。もうどれがどれだから忘れちゃったけど。あとアートな感じでも取れます。後から編集も出来るみたいです。その辺りはご覧頂ければ加工されてるなって分かるかと思います。まるでウォーホルとかジャクソン・ポロックみたいな!(テキトー
明日から仕事です。新年1発目のクロスアンジュを録画失敗したりしてもうやる気ないです。がんばりません!
というわけで今年もよろしくお願いします!
2015/01/04 23:50 | 日記 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)